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 ようこそ、日本共産党坂戸市議会議員の鈴木ともゆきのブログです。
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「子ども子育て新システムって何?」
 坂戸市保育をよくする会の主催「子ども子育て新システム」の学習会に参加させていただきました。
 全国保育団体連絡会事務局長・実方伸子さんが講師を務め大震災の教訓から震災時に保育所の果たした役割から始まり、「新システム」が導入されたらどんな問題が起こるの非常にかわかりやすい講演でした。
 
 問題点をざっと上げると「子育て新システム」保育制度改悪は、「社会保障と税の一体改革」の一環で進められています。この社会保障と税の一体改革とは一体どんなものなのか?大企業に対しては、グローバル化を理由に法人税率を引き下げる一方で、国民には消費税率の10%から20%への引き上げ、国が責任を持つべき社会保障を民間保険の原理で抑制・削減し、公的な給付を縮小する一方、医療や介護、保育、福祉サービスなどを新たな利潤追求の場とするものです。

 社会保障「改革」が社会保障の切り捨てに直結していることが「新システム」でもあきらかです。
・待機児解消、多様なサービスを口実にしているが、保育の「介護保険」化 
・保育の市町村実施義務をなくし、行政は「認定」「紹介」だけ。親による直接契約へ。
 サービスの抑制、特養ホームの大量待機、施設による利用者の逆選択など介護保険の問題が保育分野にも
・「保育等への多様な事業主体の参入促進」で「営利企業」に道をひらく
・施設への補助金から、利用者個人への補助金への転換し、「消費者の選択」という市場原理に
・3歳未満の保護者の就労時間に対応する保育に「標準的な教育」を排除へ
3歳未満 子ども預かりサービスへ変質(集団保育の解体)
3歳以上 幼児教育の内容に特色を持たせ、オプション料金に連動し「儲け」の対象とする。
・サービス量、時間の変動にあわせ、保育士の不安定雇用の拡大につながり、保育の質の低下が懸念される。
・「保育市場」の拡大が前提にあり、児童福祉を骨抜きにする危険が「新システム」にはあります。
 
  改革というなら、60年以上も改正せずに4.5歳児が30人に対し、保育士が1人という職員の配置基準、保育の最低基準の見直し改善ではないだろうか。
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教育・子育て | 00:10:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
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